ヤーズを服用すると生理に効果がある?元は月経困難症治療薬

2020年01月10日
ニコニコしている女性

ヤーズにはエストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンが含まれているため、内服中は体内のホルモンバランスが通常とは異なります。女性の体は生理周期によって、エストロゲンとプロゲステロンの量が増減し、ホルモンの量が排卵や生理に影響を及ぼしています。

女性の体は、女性ホルモンが不足すると脳下垂体にサインが届き、そこから卵巣に指令を出して女性ホルモンを分泌させる仕組み。しかし、体外から女性ホルモンを取り入れると、体に必要な女性ホルモンが足りていると脳が勘違いし、それ以上女性ホルモンの分泌が起きなくなります。ヤーズを飲んでいる時には、この作用で自身の体からはホルモン分泌が行われず、排卵がストップします。これがヤーズの作用機序で、元は月経困難症の治療薬です。排卵が起きなければ、子宮内膜が厚くならないため生理の出血量を減らすことができます。子宮内膜は、排卵後に受精卵が着床しやすいよう肥厚化し妊娠の準備をスタート。そこで受精卵が着床しなかったら、厚くなった子宮内膜が剥がれて、生理という名の出血が起きます。

受精卵の元になる排卵が止まれば、着床の準備も不要になるため、体の中が変化していき子宮内膜が厚くなりにくくなることで生理痛の緩和に役立ちます。排卵を抑えて避妊作用を出すだけでなく、生理に伴う症状を和らげることもヤーズの効果のひとつ。生理の時の出血が非常に多い、生理痛が重い、などの悩みがある人はヤーズの使用を検討してみてください。

効果のあるヤーズを使えば、月経周期の乱れも整えることができます。常にピルに含まれている女性ホルモン量が維持されるので、ホルモンバランスの乱れで月経が遅れたり早まることがないからです。毎月同じ時期に月経が開始されれば、予定を立てる時にも便利。辛い生理とイベントが重なってしまうことを防げます。それに、周期が不規則なことで間隔が大きく空いて月経に伴う痛みや出血がひどくなる状態の予防にも最適。子宮内膜の肥厚した分量が多く、出血量が多い月経の場合には、子宮を強く収縮させなくてはいけないため、痛み物質が大量に放出されて強い苦痛をかんじます。でも、一定の間隔で定期的に月経が訪れるようになれば、不必要に出血量が多い月経はなくなるでしょう。

月経にまつわる不快な症状は、ホルモンバランスの乱れが原因となっていることがほとんど。ヤーズを服用し、ホルモンバランスを安定させておけば、大体の症状を和らげることができます。保険適応で月経困難症の治療に使われているということは、ヤーズの効果は保証済みだということです。

関連記事
つらい生理痛は月経困難症!その裏に潜む重大な病気に用心しよう

生理痛は人と程度を比べるのが難しいものですが、日常生活に支障をきたすような辛い症状がある場合には月経困難症を疑ったほうが良いでしょう。月経困難症というのは、生理にまつわる症状が重く、生理痛で何もできないような状態になることです。月経困難症は機能性月経困難症と器質性月経困難症の二つに分かれます。機能性

2020年07月14日
基礎体温を測るメリットは?生理予定や排卵日もわかるので安心

女性の体は生理周期に従って微妙な体温変化を繰り返しています。これが基礎体温と呼ばれるもので、発熱など病的なほどではなく、わずかな体温の違いを計測することで周期の流れを予測することができます。基礎体温を測るのは、妊娠や次の月経予定日を知るため以外にも健康のバロメーターを知るためにもおすすめです。基礎体

2020年06月07日
ピルを服用しているとカンジダに感染するリスクが高くなるってホント?

カンジダは健康な人の体にも存在する常在菌の一種です。カビと同じ真菌の仲間ですが、普段は特に悪さをしないため、体に存在していても何も症状はありません。これは、免疫力が働いていることと関係しており、カンジダが増殖しようとしても体に備わっている免疫力がカンジダの増殖を食い止めているからです。しかし、何らか

2020年04月28日
超低用量ピルのヤーズは通販で個人輸入するのが安価でお得

ヤーズは低用量ピルよりも、さらに女性ホルモンの量を少なくした超低用量ピルです。日本では月経困難症の治療で保険適応となっていますが、医師の診察を受けてから処方してもらう必要があります。つまり、超低用量ピルを使って避妊や生理痛の緩和対策を行いたいと思った場合には、数か月おきに婦人科を受診しなくてはならな

2019年12月10日
ヤーズを飲み忘れたら避妊効果は大丈夫?対処法を解説します

超低用量ピルであるヤーズには必要最低限の量の女性ホルモンしか含まれていないため、毎日同じ時間に忘れることなく服用し、体内の女性ホルモン量を保たなくてはいけません。しかし、毎日の服用が必要な薬は、ふとしたきっかけで飲み忘れてしまうことがあるのも事実。どれだけ気を付けていても、うっかり内服時間が過ぎてし

2020年01月29日
ピルを服用している間に喫煙すると危険!血栓症のリスクもあることを知っておこう

ピルは女性なら誰でも服用できるというわけではなく、危険因子を持っている人は経口避妊薬を使ってはいけないことになっています。女性ホルモンを含むピルは高い確率で排卵を抑制できる優れたメリットがありますが、血液の粘度を高めるというデメリットがあるのも事実。そのため、ピルの服用中は血液が固まりやすくなり、血

2020年04月03日
生理周期の乱れの原因は?生理不順にもいろいろな種類と原因がある

生理の周期は健康な女性でも乱れることがあるのが普通です。なぜなら、生理周期を決めている女性ホルモンは非常にデリケートで、ちょっとしたことでも大きな影響を受けるからです。例えば、睡眠不足や精神的ストレスなど誰もが関係しているものも、生理周期を乱す原因のひとつ。睡眠時間の少ない日が続いたり、強いストレス

2020年03月04日
ヤーズは飲み始めのタイミングで効果に違いはあるの?飲み始めの注意点

ヤーズの飲み始めの時期は生理の開始1日目です。生理が始まった日からスタートして、24日間飲み続け4日間の休薬期間を設ける方法と、最長120日間飲み続ける方法があります。服用を続ける期間に違いはありますが、服用し始めの時期は生理初日に合わせるというルールは同じです。もし、生理が開始しているのにヤーズを

2020年02月14日
ヤーズと飲み合わせの良くない薬はあるの?併用禁忌や併用注意の薬を知っておこう

ヤーズは薬の一種なので、飲み合わせに注意しなくてはいけません。薬は相性の悪いものがあり、お互いの作用が影響を及ぼし合って、効き目が弱くなったり強くなりすぎたりします。それ以外にも、飲み合わせによって臓器に過度の負担がかかり二次障害を発症してしまう恐れもあります。だから、この避妊薬を服用する際には今飲

2019年12月23日